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【インフル流行レベルマップ2023年第2週】警報レベル超えの保健所地域は7か所-感染研

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2023年01月24日 AM10:06

2022年第36週以降の累積推計受診者数は約60.7万人

国立感染症研究所は1月20日、2023年第2週:1月9日~1月15日(1月18日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。


画像はリリースより
(詳細は▼関連リンクからご確認ください)

2023年第2週の定点当たり報告数は7.37(患者報告数3万6,388)となり、前週の定点当たり報告数4.73(患者報告数2万3,139)よりも増加した。都道府県別では沖縄県(33.23)、福岡県(16.96)、宮崎県(16.63)、佐賀県(15.79)、長崎県(14.74)、鹿児島県(13.57)、大阪府(12.22)、愛媛県(10.25)、京都府(9.60)、香川県(9.38)の順となっている。44都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。3都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。

定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約25.7万人(95%信頼区間:23.4~28.0万人)となり、前週の推計値(約18.2万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約3.0万人、5~9歳が約4.7万人、10~14歳が約3.3万人、15~19歳が約3.8万人、20代が約4.8万人、30代が約2.0万人、40代が約1.7万人、50代が約1.2万人、60代が約0.6万人、70歳以上が約0.6万人となっている。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約60.7万人となった。

全国の保健所地域で、警報レベルを超えている保健所地域は7か所で、注意報レベルを超えている保健所地域は111か所であった。

基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は182例であり、前週(166例)から増加した。40都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(14例)、1~4歳(27例)、5~9歳(26例)、10代(23例)、20代(8例)、30代(2例)、40代(4例)、50代(12例)、60代(10例)、70代(12例)、80歳以上(44例)であった。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2022年第50週~2023年第2週)では、AH3亜型が51件(100%)であった。

 

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