医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【日病薬調査】8割の病院で薬剤助手採用-手順書整備や研修は不十分

【日病薬調査】8割の病院で薬剤助手採用-手順書整備や研修は不十分

読了時間:約 1分59秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年07月16日 AM10:45


■日病薬調査

病院薬剤部における非薬剤師の活用が注目を集める中、薬剤助手を採用している病院の割合は約8割に達することが、日本病院薬剤師会学術第5小委員会が実施した実態調査で明らかになった。一方、非薬剤師に調剤業務を実施させる場合に必要な要件として、厚生労働省が求めている業務手順書を整備していた施設は約5割、研修を実施していた施設は約3割にとどまり、薬剤助手の本格活用に向けた体制整備はまだ十分ではないことが分かった。こうした現状を受け学術第5小委員会は今後、研修モデルや研修マニュアル案の作成に取り組む計画だ。

調査は、日病薬の会員施設を対象に2020年12月から2021年1月末に実施。307施設から有効回答があり、施設の種別は一般病院181施設、特定機能病院20施設、療養型病院21施設、精神科病院24施設、その他の病院61施設だった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【生物由来技術部会】「アクーゴ」は継続審議に-品質面で追加データ要求
  • 【厚労省】研修期間は「1年間以上」-薬剤師卒後研修に指針
  • 【行政評価・監視委】20歳以上にも規制強化を-濫用の恐れのある医薬品
  • 【医薬品情報学会】口腔OTCの根拠公表-鎮痛薬服用前後で効果
  • 【茨城県/順天堂大】「茨城県地域枠」で協定締結-在学中に月10万円貸与