医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 京都大学病院、疑義照会不要項目を策定―近隣10薬局と合意書

京都大学病院、疑義照会不要項目を策定―近隣10薬局と合意書

読了時間:約 3分5秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年10月28日 AM09:57

京都大学病院は23日から、同院と合意書を交わした薬局を対象に、事前に取り決めた八つの事項については院外処方箋調剤時の疑義照会を不要とする運用を開始した。剤形変更や規格変更、一包化など調剤上の変更に該当する事項の判断は、薬局薬剤師に委ねる。疑義照会の手間を減らして、医師や薬局薬剤師が本来の業務に集中しやすくし、医療の質や患者のQOL向上につなげるのが狙い。薬局薬剤師には、外来患者のチーム医療の一員としての役割を強く求める考えだ。

院長と薬局代表者が交わした合意書

この取り組みは、米国の医師と薬剤師の契約による共同薬物治療管理(CDTM)を参考にした「プロトコルに基づく薬物治療管理」(PBPM)の一環として実施するもの。同院の病院長と薬局の代表者が合意書を交わして実行する。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論