医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】単回使用は保管5年に-検体測定室の指針改正

【厚労省】単回使用は保管5年に-検体測定室の指針改正

読了時間:約 59秒
2023年07月12日 AM10:22

厚生労働省は、薬局等の検体測定室に関するガイドラインを改正し、業界団体や自治体に周知した。これまでは台帳の保管期間を20年間としていたが、穿刺器具全体がディスポーザブルタイプ()のものは5年間に短縮した。同タイプの器具が普及したことを踏まえた対応。

改正前の指針では、測定受付台帳、使用測定機器台帳等に関する「台帳」の項目で、台帳を20年間適切に保管管理するよう求めていた。

改正後は、穿刺器具全体がディスポーザブルタイプの場合は5年間(それ以外の場合は20年間)、台帳を適切に保管管理するよう記載内容を改めた。

指針では、2014年の作成当初から、穿刺器具については器具全体がディスポーザブルタイプのものを用いるよう求めていたが、器具の先端のみが交換可能なものを使用している測定室が見られる実態を踏まえ、器具の使い回しがあった場合に追跡調査が実施できるよう特定生物由来製品の取り扱い(医薬品医療機器等法施行規則)に沿って、台帳を20年間保管するよう求めていた。

しかし、厚労省が測定室に関する状況調査を定期的に行った結果、ディスポーザブルタイプの使用割合が伸びたとして、保管期間の短縮が可能と判断した。

 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【日病薬】薬剤向上加算成果を検証-評価表でエビデンス作り
  • 【厚労科研】他社比較情報をMR提供へ-過半数企業が規定改定動く
  • 【中医協総会】16品目が薬価基準削除へ-学会の確認なしでは初
  • 【東北医薬大】医薬生命情報学部を設置-27年度に、今年度申請へ
  • 【国民 田村参院議員】薬剤師をワクチン打ち手に-手技の薬学教育導入迫る
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい