医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > ヘルスケア産業プラットフォーム、中間年改定見送りを要求-卸現場に価格交渉余裕なく

ヘルスケア産業プラットフォーム、中間年改定見送りを要求-卸現場に価格交渉余裕なく

読了時間:約 1分49秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2022年10月31日 AM10:20


■労組団体が訴え

医薬品・医療機器メーカー、医薬品卸の労組団体からなるヘルスケア産業プラットフォームは27日、参議院議員会館で会合を開き、超党派議員に対し、医薬品供給が不安定になっていることで医薬品卸の現場では過重な需給調整業務が発生し、適切な価格交渉ができていない恐れがあるとして「中間年改定を実施すべきではない」と訴えた。MSの精神的・身体的負担が大幅に増加し、早急に供給不安問題に対策を打つ必要性も強調。物価高でも価格転嫁できない状況を挙げ、改定を見送り「しかるべき支援、制度改定が必要」とし、現場と産業そのものの疲弊への理解と対策の検討を呼びかけた。

会合には170人弱が出席した。国会議員・秘書の出席者は計97人で、そのうち52人が議員本人。政党別には自民党17人、立憲民主党17人、国民民主党14人、日本維新の会2人、無所属3人。今回、創薬国の地位の低下、供給不安などの「課題報告会」と位置づけて開催し、、日本CMO協会の協賛を得て、「業界としてワンボイス」で業界や労働現場の苦境を伝える機会を作った。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論