医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【中医協で了承】「キムリア」薬価は3349万円-CAR-T療法、保険適用へ

【中医協で了承】「キムリア」薬価は3349万円-CAR-T療法、保険適用へ

読了時間:約 1分53秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年05月17日 PM12:15

■中医協で了承

中央社会保険医療協議会は15日の総会で、再生医療等製品として承認が了承されたノバルティスファーマのキメラ抗原受容体T細胞()療法「キムリア点滴静注」(一般名:)の薬価収載を了承した。米国では薬価が約5000万円と超高額薬剤であり、国内価格が注目されていたが、患者1人当たり3349万3407円と、欧米を下回る価格で決着した。22日付で薬価基準に収載される予定。

記者会見する支払側委員

キムリアは、患者の末梢血から採取したT細胞にCD19を標的とするCARを発現させ、その細胞を静脈内に点滴投与する治療法。国内では3月に製造販売承認されている。ただ、患者一人ひとりに合わせて製造されることから、製造コストが膨らみ、米国で約5000万円、英国で約4120万円と、非常に高額な薬価が設定され、国内での保険適用のあり方が注目されていた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論