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ノバルティスHDジャパン 代表取締役社長にベーリンガー前社長の鳥居正男氏を選任

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2016年06月01日 PM03:30

5月末に任期満了で退任したばかり

ノバルティスホールディングジャパン株式会社は7月1日付で、マイケル・フェリス代表取締役社長の退任と、前ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社代表取締役社長の鳥居正男氏を新たに代表取締役社長に選任することを発表した。

鳥居氏は1947年神奈川県生まれ。1971年に日本ロシュ入社後、社長室長、試薬部長などを経て1992年に常務取締役に。1993年ローヌ・プーランローラー社長、1995年シェリング・プラウ社長(後に会長)、2010年よりベーリンガーインゲルハイム ジャパン社長を歴任し、2016年5月31日に任期満了で退任したばかりだった。

傘下のノバルティス ファーマが2015年11月に副作用報告遅延で行政処分

同ホールディング傘下のノバルティスファーマは2015年11月に副作用報告システム障害によって発生した副作用報告の遅延について医薬品医療機器法違反により行政処分を受けたほか、2014年には同社の元社員が、医師主導臨床研究であるKyoto Heart Studyのサブ解析論文の発表に関して薬事法違反で東京地方検察庁より起訴され、現在も公判は続いている。

今回の社長交代についてノバルティスCEOのジョセフ・ジメネス氏は「内外の製薬業界に精通し、豊富な経験と実績を持つ鳥居を弊社に迎えることができ大変嬉しく思います。過去2年にわたり強いリーダーシップを発揮してくれたフェリスに感謝するとともに、鳥居にはノバルティスグループ全体のガバナンスやステークホルダーとの関係についてさらに強化を図ることにより、製薬企業の社会的責任を果たし、ノバルティスの持続的な発展に貢献してくれるものと確信しています」とコメントを発表した。

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