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国内のコンシューマーヘルスケア事業を分社化-武田薬品

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2016年02月05日 PM12:30

「武田コンシューマーヘルスケア株式会社」、2017年4月に営業開始

武田薬品工業株式会社は2月3日、国内を中心としたコンシューマーヘルスケア事業の成長を目指し、同社のジャパンコンシューマーヘルスケアビジネスユニット(JCHBU)事業の分社化に向けて、100%子会社「武田コンシューマーヘルスケア株式会社」を設立することを発表した。同社のJCHBU事業を吸収分割により新会社に承継させ、新会社は2017年4月から営業を開始する予定。

JCHBUは「アリナミン」「ベンザ」などをはじめとする一般用医薬品や健康食品「緑の習慣」を中心としたビジネスユニット。今後予定されている分社化により、新会社はコンシューマーヘルスケア市場において、環境変化に迅速に対応し、成長を加速させていくとしている。

健康志向高まり、ニーズ変化への即応「極めて重要」

同社JCHBUプレジデントで、新会社の代表取締役社長となる杉本雅史氏は「お客様の健康志向の高まりに伴い、お客様のニーズは多様化しており、将来のコンシューマーヘルスケア市場においては、そのようなニーズへの即応が極めて重要になると考えています」と分社化の意義を説明。「今後も、アリナミンやベンザといったブランドを通じ、お客様の健康寿命の延伸に貢献するとともに、日本を中心としたアジア地域におけるコンシューマーヘルスケア市場においてリーディングカンパニーを目指してまいります」と述べている。

なお、新会社設立による同社の3月期の連結業績に与える影響はなく、新会社およびJCHBU事業の吸収分割の詳細については、確定次第発表するとしている。

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