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「医者いらず」なリンゴにはこんな効果も

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2014年10月08日 AM09:30
非消化性物質の構成割合が高いリンゴ

「1日1個のリンゴで医者いらず」という古くから欧米に伝わることわざがありますが、肥満の防止にも効果が期待できるという研究結果がワシントン州立大学らによって発表されました。


画像はwikiメディアより引用 by Fir0002

とはいえ、どのリンゴでも良いわけではないようです。オーバーウェイトの救世主となるのは、Granny Smith(グラニースミス)という種類の、青リンゴなんだそうです

体重管理に役立つ食品の特徴として、非消化性物質が多いことがあげられます。グラニースミスは、食物繊維やポリフェノールなど非消化性物質の構成割合が高く、おまけに炭水化物の含有量が低いという優等生です。

腸内の細菌環境をコントロール

非消化性物質は、胃酸で溶かされることなく、腸まで届きます。そして、バクテリアの力を借りて発酵していくことで、腸の善玉菌が増えていくのです。その結果、老廃物などが排泄されやすくなり、体重コントロールにも良い影響が出るとのことです。

実験では、肥満状態とやせたラットの腸内細菌環境は、元々は異なったものであったのに、肥満のラットにグラニースミスを食べさせると、細菌環境がやせたラットのものに近づいたという結果が報告されました。

1日1個の青リンゴで、やせやすい腸内細菌環境に。是非試してみませんか?(唐土 ミツル)

▼外部リンク
An apple a day could keep obesity away
Assessing non-digestible compounds in apple cultivars and their potential as modulators of obese faecal microbiota in vitro

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