医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 田辺三菱と第一三共 SGLT2阻害剤「カナグル錠」の製造販売承認を取得

田辺三菱と第一三共 SGLT2阻害剤「カナグル錠」の製造販売承認を取得

読了時間:約 47秒
2014年07月11日 PM06:00

SGLT阻害物質T-1095をルーツとする日本発のSGLT2阻害剤

田辺三菱製薬株式会社と第一三共株式会社は7月4日、田辺三菱製薬が創製したSGLT2阻害剤「カナグル(R)錠100mg(一般名:カナグリフロジン水和物)」が、2型糖尿病を効能・効果として製造販売承認を取得したことを発表した。


この画像はイメージです

同剤は、経口SGLT阻害物質T-1095をルーツとする、日本発のSGLT2阻害剤。腎臓の尿細管において糖の再吸収に関与するSGLT2(ナトリウム-グルコース共輸送体2)を阻害し、糖の再吸収を抑制。尿中に過剰な糖を排泄し、優れた血糖低下作用を示すという。

製造・販売は田辺三菱製薬が行い、プロモーション活動は田辺三菱製薬と第一三共が共同で行うとしている。

すでに世界40カ国以上で承認済み

同剤の承認は、11,000人を超える国内および海外の2型糖尿病患者を対象に行われた第3相試験において、有効性および安全性が確認されたことによるもの。

海外では米ヤンセン・ファーマシューティカルズが、2013年3月にアメリカにおいて「INVOKANA(R)」の製品名で承認を取得し、現在は欧州、カナダ、オーストラリアなど40か国以上で承認されている。(小林 周)

▼外部リンク
田辺三菱製薬株式会社 プレスリリース

 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 活動期潰瘍性大腸炎の1日1回経口治療薬「ベルスピティ」、国内承認-ファイザー
  • てんかん発作レスキュー薬「スピジア点鼻液」承認-アキュリスファーマ
  • 免疫性血小板減少症、メザギタマブが希少疾病用医薬品の指定取得-武田薬品
  • CLE・SLEの治療薬候補「エンパトラン」、第2相試験で良好な結果-メルク
  • オンボー、活動期クローン病に対する皮下注製剤を発売へ-リリーと持田製薬
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい