医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 消費者庁 痩身効果に根拠不十分、ステラ漢方に措置命令

消費者庁 痩身効果に根拠不十分、ステラ漢方に措置命令

読了時間:約 1分2秒
2014年06月30日 PM03:30

景品表示法に違反

消費者庁は6月13日、ステラ漢方株式会社に対して、景品表示法第6条の規定に基づき措置命令を行ったと発表した。


画像はニュースリリースより

これは、ステラ漢方がウェブサイトにて行った「カロリストン‐PRO‐」と称する食品の痩身効果に関する表示について、景品表示法に違反する行為が認められたためである。

合理的な根拠示せず、優良誤認に該当

同社は平成25年11月下旬から平成26年5月1日までの期間、カロリストン‐PRO‐についてウェブサイト上で、「えっ!?普段の食事のままで…!!」、「今までのダイエットサプリでは実現出来なかった『普段の食事ダイエット』を実現」などと表示しており、あたかも商品を摂取するだけで、特段の運動や食事制限をすることなく、容易に痩せられるかのような表示を行っていた。

消費者庁は、この表示について、景品表示法第4条第2項の規定に基づき、ステラ漢方に該当表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求め、これに対してステラ漢方は資料を提出したとされる。しかし、提出された資料では、この表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものとは認められなかった。

そこで消費者庁は、

  • 対象商品の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するものである旨を、一般消費者へ周知徹底すること
  • 再発防止策を講じて、これを役員及び従業員に周知徹底すること
  • 今後、表示の裏付けとなる合理的な根拠をあらかじめ有することなく、同様の表示を行わないこと
    (消費者庁 ニュースリリースより引用)

といった内容の措置命令を行った。(浅見園子)

▼外部リンク
消費者庁 ニュースリリース

 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • SMAの新規ASO薬Salanersen、小児対象P1試験で進行抑制を確認-バイオジェン
  • 希少疾患のC3腎症に期待の新薬登場
  • 小細胞肺がん治療の新薬タルラタマブ、後藤功一氏「生存に寄与する薬剤」
  • アムヴトラ、トランスサイレチン型心アミロイドーシスで適応追加承認-アルナイラム
  • 全身性エリテマトーデス、新薬候補「DZP」が倦怠感を改善-バイオジェン
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい