医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 厚労省 エストロゲン製剤「ESTROMON」に注意喚起

厚労省 エストロゲン製剤「ESTROMON」に注意喚起

読了時間:約 51秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年03月28日 AM06:00

更年期対策サプリとして販売

厚生労働省は3月18日、医療機関から更年期対策サプリとして販売されていたエストロゲン製剤「」により、健康被害が発生したと報告があったことを発表した。

(Wikiメディアより引用)

同剤は、インターネット上で販売されていたもの。国内で承認されているエストロゲンを含有する内服薬はすべて医師の処方が必要な医薬品だが、インターネット上では「サプリメント」や「健康食品」などと称して医薬品と同等の海外製品が販売されていることがある。

今回、ESTROMONにより健康被害が起きた女性は、服用したところ、子宮からの不正出血が生じたため、婦人科を受診。その後は医師の措置により回復しているという。

ESTROMONのほかにも確認された製品

また、厚生労働省の確認によると、ESTROMONのほかにもエストロゲン、またはメドロキシプロゲステロン酢酸エステルを含有する未承認医薬品として、PREMARIN、Provera、oestrogelがインターネットで販売されていたことが判明した。

厚生労働省では、心当たりのある人は十分に注意し、異常が見られる場合には医療機関を受診すると共に、安易にインターネットで医薬品成分を含む製品を購入しないよう注意を促している。(伊藤海)

▼外部リンク

厚生労働省 報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ヒフデュラ、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎で適応追加申請-アルジェニクス
  • アレセンサ、ALK陽性早期非小細胞肺がん初の術後補助療法でFDA承認-中外
  • 全身型重症筋無力症治療薬ヒフデュラ配合皮下注を発売-アルジェニクス
  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外
  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか