医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > GSK ヴォトリエント錠が腎細胞がんに対する効能・効果で承認取得

GSK ヴォトリエント錠が腎細胞がんに対する効能・効果で承認取得

読了時間:約 54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年03月27日 PM01:00

GSK創製のマルチキナーゼ阻害薬、適応追加の承認取得

グラクソ・スミスクライン株式会社(GSK)は3月17日、同社の分子標的薬である「(R)錠200mg」(一般名:パゾパニブ塩酸塩、以下、)について、根治切除不能又は転移性の腎細胞がんに対する効能・効果で、厚生労働省より適応追加の承認を取得したと発表した。

今回の適応追加承認は、海外第3相試験(VEG105192試験)および日本も参加した国際共同第3相試験(COMPARZ試験)の結果に基づいてなされた。

(画像はwikiメディアより引用)

国内では悪性軟部腫瘍の治療薬として2012年9月に製造販売承認を取得

ヴォトリエントは、同社が創製したマルチキナーゼ阻害薬。主に血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)、血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)、幹細胞因子受容体(c-Kit)の3つの標的に作用し、血管内皮細胞の増殖を抑制、血管新生を阻害することで腫瘍増殖を抑える。2009年、米国で進行性腎細胞がんに対する治療薬として承認を取得して以来、世界80カ国以上で承認を取得しているという。

悪性軟部腫瘍の治療薬としても知られ、日本国内では、この効能・効果で2012年9月に製造販売承認を取得、2012年11月より販売されている。(紫音 裕)

▼外部リンク

グラクソ・スミスクライン株式会社 プレスリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ヒフデュラ、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎で適応追加申請-アルジェニクス
  • アレセンサ、ALK陽性早期非小細胞肺がん初の術後補助療法でFDA承認-中外
  • 全身型重症筋無力症治療薬ヒフデュラ配合皮下注を発売-アルジェニクス
  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外
  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか