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ロシュ・ダイアグノスティックス 骨粗しょう症治療効果を早期に判定するキット発売

読了時間:約 55秒
2013年10月22日 PM07:45

Ⅰ型プロコラーゲン-N-プロペプチドを測定

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は10月11日、骨形成マーカー測定キット「エクルーシス試薬 total P1NP」の発売を発表した。

(この画像はイメージです)

「エクルーシス試薬 total P1NP」は、血液中のPⅠNP(Ⅰ型プロコラーゲン-N-プロペプチド)を測定するもの。PⅠNPは、骨粗しょう症治療における治療効果の判定及びモニタリングに適した骨形成マーカーで、ロシュ・ダイアグノスティックスの電気化学発光免疫測定法(ECLIA法)を測定原理とする検査機器を用いて、18分での高感度測定を可能としているという。

治療効果の早期判定に

PⅠNPは、重症な骨粗しょう症の治療に用いられる骨形成促進剤/テリパラチド(副甲状腺ホルモン)の治療経過観察において、他の骨形成マーカーに比べ早期に変動を示す。そのため、実際に骨密度が上昇するまで時間のかかる骨粗しょう症治療においても効果を早期に判定することができ、服薬を途中で止めてしまう患者のアドヒアランス向上にも有用と考えられるという。

また、同社がすでに販売している骨吸収マーカー検出キット「エクルーシス試薬 β-CTx」を用いた、骨吸収マーカーと骨形成マーカーのコンビネーション評価も行うことができるとしている。(小林 周)

▼外部リンク

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 ニュースリリース
http://www.roche-diagnostics.jp/news/13/10/11.html

 

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