医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 積水メディカル 生化学自動分析装置でインスリン測定を可能に

積水メディカル 生化学自動分析装置でインスリン測定を可能に

読了時間:約 55秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年10月08日 PM05:24

インスリンとグルコースの同時測定も可能

積水メディカル株式会社は9月26日、インスリンが生化学自動分析装置で測定できる「ノルディア(R)」の発売を発表した。

(この画像はイメージです)

「ノルディア インスリン」は、抗インスリンモノクローナル抗体を用いたラテックス免疫比濁法を測定原理とするもの。インスリン測定を各種生化学自動分析装置で行うことを可能とする。フッ化ナトリウム血漿が使用でき、1本の採血管からインスリンとグルコースの同時測定を行うことができるという。

これまで免疫測定専用機を用いて行うことが主流であったインスリン測定を、検査室で幅広く使用されている各種生化学自動分析装置で行うことができるようにしたことで、インスリン分泌不足やインスリン抵抗性など病態の把握の迅速化・簡便化が図れるとしている。

糖尿病の診断・治療補助検査の利便性向上に

積水メディカルはこの他に、国内初の酵素法HbA1c測定試薬や、独自技術を用いたグルコース測定試薬などを販売。

ニュースリリースでは、

これら測定試薬と多くの医療現場で稼動している生化学自動分析装置を組み合わせることにより、糖尿病の診断・治療補助検査の利便性をより一層高めることができると考えています。(積水メディカル株式会社 ニュースリリースより引用)

と述べられている。(小林 周)

▼外部リンク

積水メディカル株式会社 ニュースリリース
http://www.sekisuimedical.jp/news/release/130927.html

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • OTULIN関連自己炎症症候群の常染色体顕性遺伝形式発症を確認、世界初-横浜市大ほか
  • 膵がん、線維化形成に関与するタンパク質ROCK2を同定-岡山大ほか
  • EYS関連網膜色素変性に視細胞変性への光暴露が関与、ヒトiPS細胞で解明-理研ほか
  • NGLY1欠損症、オキシトシン治療でモデルマウスのけいれん様症状抑制-理研ほか
  • 汗孔角化症、FDFT1遺伝子のエピゲノム異常が発症に関わることを発見-神戸大ほか