医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 東京都済生会中央病院、バルサルタンの使用中止を発表

東京都済生会中央病院、バルサルタンの使用中止を発表

読了時間:約 37秒
2013年07月26日 PM04:13

東京都済生会中央病院は、ノバルティスファーマ社が製造・販売する、バルサルタンを含む薬剤、ディオバン錠()、コディオ配合錠、エックスフォージ配合錠を8月5日から採用中止することを発表した。

(この画像はイメージです)

東京都済生会中央病院は「バルサルタンが降圧薬として効果があることは認識しているが、その特徴である心血管イベントの予防効果には疑問が残ったため、バルサルタンを選択する理由が乏しい。また、このような薬剤を漫然と使用することは倫理的にも問題がある」と説明している。

現在、該当の薬剤を服薬している患者は、5日から代替薬へ処方変更される。東京都済生会中央病院では、患者に向けて、薬剤の降圧薬としての効果と安全性には問題はないため、処方変更時まで服用を急に中止することを絶対しないよう、呼びかけている。

▼外部リンク

東京都済生会中央病院 バルサルタン採用中止のおしらせ
http://www.saichu.jp/news/

 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 安易な「〇〇フレイル」という概念が、誤解や偏見を招く恐れ-都長寿研ほか
  • 生活保護世帯の子の入院、実態とリスク因子を解明-京大ほか
  • アルツハイマー病、PET検査より高精度な血液バイオマーカーが判明-慶大
  • 三世代158家系のDNAメチル化情報をデータベースで公開-ToMMoほか
  • がんエピゲノムを標的とする新規核酸医薬を開発、動物モデルで良好な結果-阪大ほか
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい