医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 日本病院薬剤師会地方連絡協議会、病棟業務実施加算、1割超が算定―“空白の2年”で薬剤師不足

日本病院薬剤師会地方連絡協議会、病棟業務実施加算、1割超が算定―“空白の2年”で薬剤師不足

読了時間:約 2分3秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年11月07日 AM10:05

日本病院薬剤師会は3日、新執行部体制下で初となる地方連絡協議会を都内で開いた。地方厚生局のデータをもとに集計した病棟薬剤業務実施加算の算定施設が9月1日現在で941に上ることが分かった。また、薬学部6年制の移行に伴って生じた2年間の空白期間によって薬剤師の供給不足になり、地方だけでなく都市部でも薬剤師の確保が困難になっている状況を踏まえ、組織強化推進部や中小病院委員会などで、中小病院の活動を学生にどうアピールするかなど、「会としてでき得る対応」を模索している状況も報告された。

直面する課題が話し合われた

佐藤博常務理事は、全国8529施設の地方厚生局のデータを集計した結果、941施設が算定し、算定割合が1割を超えていることを明らかにした。また、入院してから4週間のみ算定できる療養病棟と精神科病棟の算定状況も報告。療養病床は1448施設中26施設、精神病床は1194施設中13施設が算定していた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論