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ベーリンガー、欧州で非小細胞肺がん適応の新規化合物アファチニブの承認申請

読了時間:約 40秒
2012年09月24日 AM07:00
非小細胞肺がん

肺がんは組織学的に、小細胞がんと非小細胞がんの2つに分かれる。非小細胞肺がんは、肺がんの約80%を占め、その種類は、主に扁平上皮がん、腺がん、大細胞がん、腺扁平上皮がん、未分化がんがある。

新規化合物アファチニブ

ベーリンガーインゲルハイムは非小細胞肺がんを適応として、欧州医薬品庁(EMA)に対し、初の不可逆的ErbBファミリー阻害薬であるアファチニブの承認申請を行った。申請の裏付けとなった主な臨床試験では化学療法と比較し、前例のない有効性が示された。

欧州では、非小細胞肺がんのうち腺がんが最も一般的で、さらにその約20-30%がEGFR(ErbB)遺伝子変異を有している。人種別では、白人の10~15%、アジア人の40%がEGFR遺伝子変異を有している。本剤は多くの肺がん患者にとって今後有効な治療選択肢となると思われる。

▼外部リンク

ベーリンガーインゲルハイム プレスリリース 2012年9月21日
http://www.boehringer-ingelheim.jp/news/2012/120921.html

 

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