医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 全国健康保険協会、GE薬の差額通知、4年間で医療費163億円削減

全国健康保険協会、GE薬の差額通知、4年間で医療費163億円削減

読了時間:約 57秒
2013年07月12日 AM09:54

(協会けんぽ)は、9日に発表した2012年度の決算見込みで、GE薬の使用促進により、2009~12年度までの4年間で医療費削減額が推計で約163億円に上ったことを明らかにした。

協会けんぽでは、糖尿病や高血圧などの慢性疾患患者で先発品を服用し続けている被保険者を対象に、GE薬に切り替えた場合の自己負担額の差額を知らせる「」を送付する取り組みを行っている。

こうした取り組みにより、差額通知を受け取った4人に1人がGE薬に切り替え、医療費の削減額が累計で約163億円となった。

また、医療機関から誤った保険請求が行われていないかどうかを調べるレセプト点検により、12年度は約309億円の削減効果があったほか、加入者の家族が扶養家族の要件を満たしているかどうかを定期的に確認する「扶養家族の再確認業務」により、12年度は約35億円を削減した。

12年度決算は、医療費の増加幅が例年より小幅で、保険給付費が12年度保険料率の設定時の見込みよりも減ったこと、保険料率を9・5%から10%に引き上げたことなどから、単年度収支は3104億円の黒字となる見込み。

 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】電子処方箋推進へ新目標-電カル共有と一体的推進
  • 【厚労省】治験薬の院外処方解禁へ-薬局・薬剤師を有効活用
  • 薬事規制上の支障なし-PMDA 安田氏、米トランプ政権下で
  • 【社保審専門委員会】高額療養費制度の維持を-患者団体が治療不安訴える
  • 「理解と期待」を表明-欧米製薬団体が声明
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい