医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > OTCの安全性情報整備へ、京大など研究開始-社会問題化する乱用防ぐ

OTCの安全性情報整備へ、京大など研究開始-社会問題化する乱用防ぐ

読了時間:約 2分34秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2022年10月24日 AM10:10

京都大学大学院医学研究科健康情報学分野の中山健夫教授、OTC医薬品の情報を集めた「」を無償配布するプラメドプラス社長で総合内科専門医の平憲二氏らの研究グループは今月から、OTC医薬品の安全性情報の普及や啓発に関する研究をスタートさせた。主にOTC医薬品でのみ使用される有効成分の安全性情報が不足しているとして、製薬企業や国から入手できるかどうかを調べる。OTC医薬品の乱用抑制や適正使用に役立つ情報に関係者がアクセスできる環境づくりを目指して研究を進める計画だ。

■医療用がない成分選択

医療従事者向け添付文書やインタビューフォームで基本的な情報を入手できる医療用医薬品に比べて、OTC医薬品の詳細な情報は入手しづらい。同じ有効成分が医療用医薬品で使われていればその情報を参考にできるが、主にOTC医薬品のみで使用される有効成分の場合、開示されている情報は少ない。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】ポサコナゾールを禁忌-イグザレルトの添文改訂
  • 【機能性食品検討会】健康被害報告法制化で一致-薬剤師も情報提供者に
  • 「ヒアレインS」第2類に-安全対策調査会で了承
  • 薬局でのRMP活用促進へ-製薬協が日薬と意見交換
  • 【厚労省】来年から新薬承認年7回-部会開催後3週内メドに