医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > ファイザー 幼稚園・保育園への入園前後の子供の健康について調査を実施

ファイザー 幼稚園・保育園への入園前後の子供の健康について調査を実施

読了時間:約 1分4秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年02月27日 PM08:15

子供の入園準備と健康についての調査結果

ファイザー株式会社は2月17日、全国の0歳から5歳の子供を持つ母親2,470人を対象とした「お子さんの入園準備と健康」に関するアンケートの調査結果を発表した。

子供は幼稚園・保育園に入園すると、他人との接触が格段に増え、細菌やウイルスをうつしあうことになる。今回の調査は、入園前後で子供の健康にどのような変化があるのか、また入園前にどのような準備をしたかなど、その実態を調査したものである。

(画像はプレスリリースより)

通院回数は入園後に1.6倍

調査の結果、2013年4月から12月までの9ヶ月間で病気治療のための通院をした回数は、入園前の子供たちの平均通院回数が4.4回だったのに対し、入園後の子供たちの平均通院回数は7.2回と、1.6倍になっていることが分かった。

入園前のワクチンチェック ほとんどの母親が自分で確認

また、幼稚園・保育園に入園後の子供を持つ母親のうち、「入園前にワクチンの予防接種を確認した」と答えたのが77%だったが、その96%が「自分で確認した」と回答しており、「子供のかかりつけの病院で確認した」と回答したのは11%となった。

このことから、「子供の年齢に応じた予防接種の種類や回数」「予防接種制度の変更」などを十分把握することができないまま、集団生活に入ってしまうことが懸念されるとしている。

ここ数年、新たなワクチンが次々と導入されており、定期接種の変更も多くみられる。小児科などかかりつけ医は、新たな予防接種の情報を母親に提供するなど、入園準備のサポートが期待される。(森田春泥)

▼外部リンク

ファイザー株式会社 ニュースリリース
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/

このエントリーをはてなブックマークに追加
TimeLine: ,
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • セロトニンに性腺刺激ホルモン分泌促進作用、ラットとヤギで確認-名大
  • インフルエンザ脳症、大量蓄積のウイルスタンパク質制御で治療できる可能性-阪大
  • コロナ禍が「消化管がん診断」に及ぼした影響を、秋田県が全国に先駆け公表-秋田大
  • 炎症性腸疾患の炎症改善に「γリノレン酸」代謝物が有効な可能性-東京理科大ほか
  • CAR-T療法、優れた治療効果と副作用抑制を両立する人工遺伝子を開発-慶大ほか