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キヤノンMJ医療事業統合で、売上高600億円の達成を目指す

読了時間:約 1分7秒
2012年08月03日 PM07:00
キヤノンMJ医療事業関連部署統合

8月1日、キヤノンマーケティングジャパン(MJ)が、グループ内に分散していた医療事業関連部署を、完全子会社の株式会社エルクコーポレーションに統合することを発表した。

キヤノンMJは、日本市場におけるキヤノンブランド製品の直販、卸売や修理などのサポートなどを行う企業。医療事業では、キヤノン製品のほか、外資系企業の医療機器販売も手がけている。エルクコーポレーションは、2011年に同社が事業拡大のために買収し、完全子会社としていた。

統合に伴い、エルクの名称変更も

今回統合するのは、キヤノンMJの医療機器営業部門と子会社の医療機器保守サービス部門。この統合に伴い2012年11月1日付けで95人の従業員がエルクコーポレーションに異動する。

また、エルクコーポレーションは、同日付けで「キヤノンライフケアソリューションズ株式会社(キヤノンLCS)」に名称変更も行うという。

売上高600億円の目標達成に本腰

キャノンMJは、昨年から、5か年計画「長期経営構想フェーズ II」をスタートしており、2015年12月期までに医療関連事業の連結売上高600億円を目標にしている。

今回の医療事業統合で営業と保守サービスを一元化し、顧客のサポート体制を強化することで販売力を伸ばし、連結売上高600億円の目標を達成させたい意向だ。

また、発表当日、医学研究機関向けの実験動物の生体内画像撮影装置と、医療機関向けのポータブル無散瞳デジタル眼底カメラなど新表品の投入も行った。今後も製品ラインアップを増強していくとみられ、売り上げ増へ本腰が入っていることがうかがえる。

▼外部リンク

キャノン:ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2012-08/pr-lcs.html

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