医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 【感染症週報・第38週】過去5年の同時期よりかなり多いインフルエンザ報告、半数以上は沖縄-感染研

【感染症週報・第38週】過去5年の同時期よりかなり多いインフルエンザ報告、半数以上は沖縄-感染研

読了時間:約 36秒
2019年10月04日 PM06:30

都道府県上位3位は沖縄、佐賀、宮崎

国立感染症研究所は10月4日、「JAPAN IDWR 感染症週報 2019年第38週(第38号)」を発行。9月25日集計分の第37週(9月16日~9月22日)の報告症例について、コメントを示した。

インフルエンザの定点当たり報告数は1.16(前週は1.17)で横ばいだったが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は沖縄県(52.22)、佐賀県(2.03)、宮崎県(1.63)で、沖縄県からの報告数が過半数を占める。基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスにおける報告数は108例(前週は111例)と、前週と比較して減少し、24都道府県(前週は20都府県)から報告があった。

なお、インフルエンザ定点は、全国の指定された小児科・内科の医療機関約5,000か所、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数。(QLifePro編集部)

 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 重症心不全の回復予測因子を同定、IDH2/POSTN比が新たな指標に-東大ほか
  • 急変する環境での集団意思決定パフォーマンスを改善する仕組みを解明-東大ほか
  • コーヒーと腎機能の関係、遺伝的多型が影響の可能性-徳島大ほか
  • リンチ症候群、日本人の病的バリアント大規模解析で臨床的特徴が判明-理研ほか
  • 変形性膝関節症の高齢者、身体回転のイメージ形成が困難に-大阪公立大