医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > テクノロジー > 「ルナルナ」のデータを活用し、不妊症領域での共同研究開始-弘前大とエムティーアイ

「ルナルナ」のデータを活用し、不妊症領域での共同研究開始-弘前大とエムティーアイ

読了時間:約 1分13秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年09月11日 AM11:30

健康な夫婦の約1割以上が不妊に悩んでいると考察

弘前大学と株式会社エムティーアイは9月7日、弘前大学産科婦人科学講座の横山良仁教授らのグループと、エムティーアイの運営する女性のための健康情報サービス「ルナルナ」が、不妊領域における共同研究を開始すると発表した。


画像はリリースより

近年、女性の晩婚化や挙児希望年齢の高齢化によって、不妊症に悩む夫婦は増加しており、弘前大学産科婦人科学講座では、健康な夫婦の約1割以上が不妊に悩んでいると考えているという。不妊症に悩む夫婦が増加している一因として、挙児希望年齢の高齢化がある。女性の加齢と妊孕能についての正しい知識が必要だ。

妊孕性のピークは20~24歳で、以降低下し、38歳前後からは急激に下がるとされるが、この事実を知らない夫婦が時期を逸した結果として、妊娠・出産が叶わなかったり、多大な労力を要する生殖補助医療を必要としたりするケースが少なくない。これは少子化問題にも関連する重要な社会的問題となっている。

満20歳以上の妊娠希望の女性対象にアンケート調査開始

そこで今回、より多くの夫婦の挙児希望を実現するため、横山教授らのグループと、ルナルナに記録されている女性のバイタルデータを活用した共同研究を開始。妊娠を希望している女性の基礎体温や月経状況、生活習慣のデータを収集し分析することで、妊娠支援のための情報提供や、必要に応じて医療機関受診を促すアプリケーションの開発を計画している。バイタルデータの活用は、共同研究に同意したユーザーのデータを利用するという。

まず研究の第一弾として、不妊と生活習慣に関するアンケート調査の実施にあたり、スマートフォン向けサービス「ルナルナ」の利用者(利用ステージが妊娠希望)を対象に、9月7日よりアンケートへの協力者を募集。研究の協力同意が得られた満20歳以上の妊娠希望の女性を対象に、年齢、月経状況、生活習慣、妊活継続期間など約70項目についての調査を行う予定としている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 テクノロジー

  • ペプチド系抗生物質ライソシンEよりも強力な人工抗菌化合物群の創出に成功-東大
  • 薬物応答遺伝子発現を網羅的かつ高精度に予測する機械学習手法を開発-九工大と理研
  • 難易度の高い冠動脈複雑病変、PCIの治療どこまで―ボストン・サイエンティフィック
  • 次世代がん遺伝子パネル検査に関する共同研究開発を開始-東大とコニカミノルタら
  • 短時間で長鎖DNA合成が可能な新規技術を開発、「スマートセル」インダストリー創出促進に期待-NEDOと神戸大