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アステラス製薬 経口アンドロゲン受容体阻害剤・エンザルタミドの第3相試験の解析結果を発表

読了時間:約 50秒
2014年02月07日 PM04:15

米国臨床腫瘍学会 泌尿生殖器癌シンポジウムにおいて発表

アステラス製薬株式会社は1月29日、米国メディベーション社と共同で開発を進める経口アンドロゲン受容体阻害剤エンザルタミド(一般名、欧米での製品名:XTANDI(R)、開発コード:MDV3100)の第3相PREVAIL試験の結果を発表した。

この第3相試験は、アンドロゲン除去療法が無効となった化学療法施行歴のない転移性前立腺がん患者1,700名以上を対象としたグローバルなもので、今回得られた詳細なデータについては米国臨床腫瘍学会 泌尿生殖器癌シンポジウムにおいて、現地時間の1月30日に発表された。

(画像はイメージです)

アンドロゲン除去療法で進行した転移性前立腺がん患者を対象としたPREVAIL試験の結果

(160mg1日1回投与)を標準治療に追加した群と、プラセボを標準医療に追加した群とを比較した結果、主要評価項目である全生存期間と画像診断による無増悪生存期間において、エンザルタミドの臨床的有用性と安全プロファイルが示されたという。

同剤について、アステラス製薬とメディベーション社は、2014年前半に米国、欧州での承認申請を予定している。(鈴木ミホ)

▼外部リンク

アステラス製薬株式会社 プレスリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/

 

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