検出ウイルスはAH1pdm09が93%、AH3亜型が6%
国立感染症研究所は1月31日、2025年第4週:1月20日~1月26日(1月29日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。

画像は感染研のウェブサイトより
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2025年第4週の定点当たり報告数は11.06(患者報告数5万4,594)となり、前週の定点当たり報告数18.38よりも減少した。都道府県別では山形県(25.31)、新潟県(20.62)、石川県(19.15)、沖縄県(18.77)、高知県(17.59)、宮城県(17.24)、富山県(16.46)、長崎県(16.14)、長野県(16.05)、徳島県(15.95)、福井県(15.33)、宮崎県(15.03)の順となった。47都道府県で前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約38.6万人(95%信頼区間:36.1~41.1万人)となり、前週の推計値(約64.5万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約4.1万人、5~9歳が約6.4万人、10~14歳が約5.4万人、15~19歳が約2.9万人、20代が約2.4万人、30代が約3.4万人、40代が約4.2万人、50代が約3.7万人、60代が約2.6万人、70歳以上が約3.6万人となっている。また、2024年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約952.3万人となった。
全国の保健所管轄区域のうち、警報レベルを超えている保健所管轄区域は256か所で、46都道府県に分布していた。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は24か所で、19都道府県に分布していた。
基幹定点医療機関から報告された、インフルエンザによる入院報告数は1,308例であり、前週(2,708例)から減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(33例)、1~4歳(128例)、5~9歳(87例)、10代(39例)、20代(13例)、30代(17例)、40代(23例)、50代(59例)、60代(117例)、70代(241例)、80歳以上(551例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第52週~2025年第4週)ではAH1pdm09が167件(93%)、AH3亜型が10件(6%)、B型が3件(2%)の順であった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ