医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】後発品71品目を薬価収載-初後発に「エクア」など

【厚労省】後発品71品目を薬価収載-初後発に「エクア」など

読了時間:約 1分14秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2024年12月06日 AM10:28

厚生労働省はきょう6日、後発品23成分71品目を薬価基準に収載する。初の後発品収載は、抗血栓薬の「」(先発品名:イグザレルト)など9成分12規格41品目。収載品目数は、厚労省が公表している2009年5月分以降で42番目の多さとなった。

今回、薬価収載の希望品目数は72品目だったが、1品目について企業が希望を取り下げ、最終的に28社23成分38規格71品目が収載される。収載品目数は過去42番目となった。

収載状況の内訳を見ると、内用薬が11成分17規格44品目、注射薬が8成分16規格17品目、外用薬が4成分5規格10品目で、歯科用薬剤の収載はなかった。

初めて収載された後発品は、エゼチミブ・ロスバスタチンカルシウム、リバーロキサバン、、サキサグリプチン水和物、スニチニブリンゴ酸塩、ヒドロキシクロロキン硫酸塩、エリブリンメシル酸塩、エピナスチン塩酸塩、メトロニダゾールの9成分12規格41品目。

医療安全の観点から一般名に変更したなどの代替新規を含め、収載品目数が多かった上位企業は、沢井製薬10品目、東和薬品9品目、日本ジェネリック5品目だった。代替新規を除いた収載品目数の上位企業は、沢井製薬10品目、東和薬品7品目、日本ジェネリック5品目だった。

収載品目数が最も多かったのは、2型糖尿病治療薬であるビルダグリプチンの9社1規格9品目だった。

新規収載希望が7品目を超えた内用薬を先発品の「0.4がけ」とするルールが適用されたのは、ビルダグリプチンの9品目だった。リバーロキサバンの四つの規格単位には新規収載希望が18品目あった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【薬価部会】最低薬価見直しを了承-錠剤1剤は0.3円引上げ
  • 【中医協総会】原薬ダブルソースは高評価-後発品企業指標を完全実施
  • 【都薬調査】薬剤師のカスハラ経験7割-医薬品流通問題で休職も
  • 抗インフル薬の調達困難-沢井など供給を一時停止
  • 【厚労省】フェンタニル適正発注を-出荷制限で供給不安受け