医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 緊急避妊薬の試験運用開始-購入者へ情報提供が課題

緊急避妊薬の試験運用開始-購入者へ情報提供が課題

読了時間:約 1分59秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2023年12月01日 AM10:13

緊急避妊薬のOTC化に向けた薬局での試験的運用が11月28日、全国145薬局でスタートした。同日、調査に関する情報提供を目的としたホームページも一般公開され、調査に協力している薬局リストや研究の流れなどの情報を閲覧できるようになった。購入希望者は薬剤師から服用可と判断された場合、薬剤師の面前で薬を服用し、服用後は当日と3~5週間後の計2回のアンケートに回答する必要がある。OTC化に必要なデータを蓄積するが、緊急避妊薬を必要とする人への情報提供が課題となりそうだ。

武見敬三厚生労働相は同日の閣議後会見で、「緊急避妊薬を必要とする人が適切にアクセス可能となるよう必要な周知を図っていく」と表明。来年度以降については「予算が取れれば継続できる。OTC化に向け、調査研究での結果を踏まえて検討したい」との考えを示した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論