医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【国立大病院】資金提供の公表範囲拡大-透明性指針を改定

【国立大病院】資金提供の公表範囲拡大-透明性指針を改定

読了時間:約 1分37秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年04月27日 AM10:30

全国の国立大学病院42大学45病院で構成する「」は22日、製薬企業等から受け取った資金状況を開示するための「企業等からの資金提供状況の公表に関するガイドライン」について、公表範囲を拡大する一部改定案を発表した。2014年10月の改定では、公表対象が日本製薬工業協会の会員企業のみにとどまっていたことから、さらに医療機器企業などにも対象を拡大し、同意が得られた企業について資金提供状況を公表することにした。16年度分を来年7月から公表する予定。

同会議は、日本製薬工業協会の透明性ガイドラインの項目を参考に、▽受託研究・共同研究・受託事業等▽奨学寄付金・現物寄付▽講師謝金、原稿執筆料・監修料、コンサルティング等業務委託費▽その他(接遇等費用)――の4項目に関する受け取り状況の総額を公表するガイドラインを策定したが、14年10月の改定で、診療科単位で総件数と総額を公表するとしていた奨学寄付金の受け取りについて、資金提供した製薬企業ごとに企業名、合計件数、合計金額まで公表する内容に見直した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論