医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > JTが導出した抗HIV薬が欧州医薬品庁の承認を取得

JTが導出した抗HIV薬が欧州医薬品庁の承認を取得

読了時間:約 49秒
2013年11月27日 PM04:00

導出先のギリアド・サイエンシズ社が発表

日本たばこ産業株式会社(以下、JT)が創製し、米国のギリアド・サイエンシズ社(以下、ギリアド社)に導出した抗HIV薬「エルビテグラビル(一般名)」(同社開発番号JTK-303)が、製品名Vitekta(TM)として欧州医薬品庁の承認を取得したと発表された。

(画像はWikiメディアより引用)

HIVの増殖を阻害するエルビデグラビル

エルビテグラビルは、JTが創製したインテグラーゼ阻害剤。インテグラーゼ阻害剤は、HIVが宿主細胞の染色体DNAに組み込まれる過程で働く酵素の働きを阻害することにより、HIVの増殖を阻害するという。同社は2005年3月に、日本を除く全世界でのエルビテグラビルの独占的開発権・商業化権を、ギリアド社に導出した。

エルビテグラビル配合錠は既に治療に使用開始

エルビテグラビルに先行して、エルビテグラビルを含む配合錠(エルビテグラビル 150mg/コビシスタット 150mg/エムトリシタビン 200mg/テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300mg)が米国・欧州・日本などにおいて、HIV-1感染症の治療に使用されている。(鈴木ミホ)

▼外部リンク

日本たばこ産業株式会社 プレスリリース
http://www.jti.co.jp/investors/press_releases

 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 活動期潰瘍性大腸炎の1日1回経口治療薬「ベルスピティ」、国内承認-ファイザー
  • てんかん発作レスキュー薬「スピジア点鼻液」承認-アキュリスファーマ
  • 免疫性血小板減少症、メザギタマブが希少疾病用医薬品の指定取得-武田薬品
  • CLE・SLEの治療薬候補「エンパトラン」、第2相試験で良好な結果-メルク
  • オンボー、活動期クローン病に対する皮下注製剤を発売へ-リリーと持田製薬
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい