医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 国立がん研究センター 「アピアランス支援センター」を新設

国立がん研究センター 「アピアランス支援センター」を新設

読了時間:約 58秒
2013年08月09日 PM02:13

外見の問題に対応

7月31日、独立行政法人国立がん研究センターは中央病院に「」を新設したと発表した。手術や抗がん剤・放射線治療といったがん治療に伴う外見の変化の問題について情報を提供し、研究・教育・臨床を通じて患者が通常の生活を送れるように支援することを目的とする。

(この画像はイメージです)

発表記事では「アピアランス支援センター」設立の背景と経緯について

このたび、(1)がん患者の「社会に生きる」「人として生きる」ことを支援する(2)がんと外見に関する研究の新たな分野を推進する(3)全国で同様の活動ができるようネットワークを構築することを目指して「アピアランス支援センター」を新設いたしました。(独立行政法人国立がん研究センター発表記事より引用)

と述べている。

センターの特徴

アピアランス支援センターは以下の3点を特徴としている。

外見の問題を取り扱う独立部門の新設
腫瘍内科医・形成外科医・皮膚科医がによる支援を可能にした独立部門が新設され、がん治療に伴う外見の変化についての問題に正面から取り組む。

情報提供とケア方法開発の研究
患者に有用な情報を提供することを目的に、がんと外見についての研究を進める。

患者支援のための教育活動実施
支援を行うためのオレンジクローバーネットワークを構築し、医療関係者や美容専門家、企業等と提携して教育活動を行う。
(小林 周)

▼外部リンク

独立行政法人国立がん研究センター 発表記事
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20130731.html

 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 抗がん剤ヒドロキシウレア、小胞体還元ストレス緩和作用を発見-名古屋市大ほか
  • 血友病の新治療に道筋、肝類洞血管を再現する肝臓オルガノイド開発-科学大
  • 「前糖尿病」発症リスク、健康的な生活習慣の継続で2割減-横浜市大
  • 世界初の尿管オルガノイド作製に成功、腎移植医療への応用に期待-熊本大
  • 肝線維化を促進する細胞間ネットワーク、オステオポンチン連鎖反応を発見-東邦大ほか
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい