医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > テクノロジー > QLife 医療専用大容量画像送受信システム「QLifeBOX」提供開始

QLife 医療専用大容量画像送受信システム「QLifeBOX」提供開始

読了時間:約 1分24秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年06月27日 AM11:13

大容量画像転送を実現

2013年6月26日-QLifeは、医療専用大容量画像送受信システム「」の提供を始めた。すでに複数の医療機関で利用開始されている。

大学病院などでの症例検討の際に、物理的距離が離れている医師間で画像データを共有。相互確認、指導などに役立つ。

(プレスリリースより引用)

物理的運搬のリスク・手間・経費・時間を解決

CTやMRIのデータは大容量のため、DVDなどに移す作業が発生。その上、持ち運ぶと紛失や取り違いの事故の可能性が出てくる。運搬の人件費、運送、データ閲覧医師追加の際にコピー・転送などの時間がかかることも問題だ。

患者が重症であるほど一刻を争う。スピードが求められる手術方針決定や準備にあたって問題を解決する必要があった。「QLifeBOX」ではそこを解決。使用用途を「医療分野の大容量画像」に特化することで、医療現場での実装を実現させた。

利便性とセキュリティを向上

「QLifeBOX」では、医療研究・臨床現場での業務がより効率化されるよう利便性とセキュリティを向上させている。接続環境により違いはあるが、2ギガバイトを4~8分程度で送受信できる。類似サービスの2~5倍だ。パソコンへのインストールが必要ないのも便利だ。

現場で使いやすい各種連絡・リマインド機能もある。データのダウンロード有効期限、ファイル受信権限制限などの変更も可能だ。操作画面はOSやブラウザごとに最適化されている。

「QLifeBOX」アドバイザーを務めた大阪大学大学院 医学系研究科 低侵襲循環器医療学 教授 倉谷徹氏によると、

「臨床診療にあたっての画像解析進化はめざましく、臨床への応用が必要不可欠。」

とのこと。課題が解決され、現場への効果が期待されている。(貝塚 久美子)

QLifeについて

2006年11月17日設立。東京都世田谷区本社。製薬会社などのマーケティングソリューション、ITソリューション開発、医療従事者・患者向け広告、コンテンツ供給、医療機関経営支援を行っている。
【認定・許可】
電気通信事業者(A-19-9686)

▼外部リンク

大容量CT画像など医療専門のデータ伝送システム「QLifeBOX」提供開始
http://www.qlife.co.jp/news/4479.html

QLife
http://www.qlife.co.jp

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 テクノロジー

  • 幼児の睡眠改善アドバイスアプリ「ねんねナビ」にAI追加搭載、有用性を確認-阪大ほか
  • ステージ4肺がん、電カルデータから高精度に予後予測するAIを構築-近大ほか
  • ペット型ロボットは、無菌室での長期療養患者への心理面支援に「有効」-東京医科大
  • 介護保険の質疑応答、生成AIチャットボットのシステムを開発-岡山大
  • 視覚障害者を支援、AI活用の写真撮影システム「VisPhoto」開発-大阪公立大ほか