医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 行政・経営 > アステラス製薬が研究体制の再編を発表

アステラス製薬が研究体制の再編を発表

読了時間:約 53秒
2013年05月21日 AM09:13

再編の目的は、新薬創出力の強化

アステラス製薬株式会社は5月17日、研究体制の再編を発表した。新薬創出力の強化を目的としており、新しい仕組みも導入する。

この改革により、研究開発についての経営資源の適切な配分も目指す。具体的には、外部資源の活用・新規領域と新技術への取り組み・前臨床開発プロジェクトの推進、後期臨床開発プロジェクトへの資源投資などを行っていく。

(この画像はイメージです。)

再編により、研究組織の閉鎖・縮小が行われる

実際の取り組みとしては、Astellas Innovation Management(AIM)の設置・研究マネジメント体制の強化・研究プロセスの複線化・研究機能の最適化が行われる方針だ。

研究機能の最適化については研究組織の閉鎖や縮小、醱酵創薬研究からの撤退が今年度内にも行われることが予定されている。また大阪府にある加島事業所は、2015年度内に撤退する予定だ。加島事業所内の複数の機能は、つくば研究センターをはじめとする場所に移転される見通しだ。

また現在、東京都板橋区に拠点を置いている臨床開発と信頼性保証などの機能は、2014年4月に東京都中央区の同社本社付近のオフィスビルに移転されることも明らかにされている。

これらの再編にかかる費用(約110億円)は2014年3月期通期業績予想内で特別損失として計上される。(小林 周)

▼外部リンク

アステラス製薬株式会社 http://www.astellas.com/jp/

 

同じカテゴリーの記事 行政・経営

  • 【厚労省】電子処方箋推進へ新目標-電カル共有と一体的推進
  • 【厚労省】治験薬の院外処方解禁へ-薬局・薬剤師を有効活用
  • 薬事規制上の支障なし-PMDA 安田氏、米トランプ政権下で
  • 【社保審専門委員会】高額療養費制度の維持を-患者団体が治療不安訴える
  • 「理解と期待」を表明-欧米製薬団体が声明
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい