医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 脳脊髄液減少症の治療法「ブラッドパッチ」が先進医療に認定

脳脊髄液減少症の治療法「ブラッドパッチ」が先進医療に認定

読了時間:約 49秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年05月19日 PM01:00
苦しむ患者に追い打ちをかけていた数十万円の治療費

厚生労働省 先進医療専門家会議は、交通事故などの外傷が原因で起こる脳髄液が漏れ、激しいめまいや耳鳴り、吐き気などを引き起こす「」の治療法である「」を、先進医療として認定しました。

「ブラッドパッチ」には保険が効かないため、検査治療、入院費などで、1回あたり30万円程度の費用を自己負担しなければなりませんでした。

早ければ、7月から適用へ

今回、先進医療として認められた症状は、画像による診断基準を満たした症例「脳脊髄液漏出症」のみですが、脳脊髄液減少症の患者団体は、先進医療に認められたことは歓迎しながらも、「脳脊髄液漏出症」の患者は、全体の1割程度のため、適応疾患の拡大を求めています。

▼外部リンク

厚生労働省 脳脊髄液減少症研究班公式HP
http://www.id.yamagata-u.ac.jp/NeuroSurge/nosekizui/index.html

厚生労働省 先進医療専門家会議
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000amvy.html#shingi3

msn産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120518/bdy12051801010001-n2.htm

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療 行政・経営

  • 後発麻酔薬が年内供給へ-福岡厚労相、サンド製品限定出荷受け
  • 【中医協総会】ゾコーバ錠は「費用増加」-コロナ薬、費用対効果が壁
  • AIアプリ計測の歩行データからハキム病など3疾患の歩行パターン鑑別-名古屋市大ほか
  • 視野内の注目すべきエリアへの素早い反応を可能にする脳の仕組みを解明-都医学研
  • 骨格筋形成、カルパインによる転写調節タンパク質切断の重要性を発見-理研ほか