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糖尿病性末期腎不全患者の血糖コントロール

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2012年06月04日 PM06:00
糖尿病と末期腎不全

生活習慣病として知られる糖尿病は、近年急激に患者数が増加している疾病である。血糖コントロールが悪いと、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害といった合併症を引き起こすが、ひどくなると、失明したり、腎不全に陥ったりする。腎不全は、最終的に尿毒症になれば血液透析を行う必要がある。

低ブドウ糖腹膜透析処方

糖尿病性腹膜透析患者においては、血糖コントロールが重要であるが、従来の腹膜透析ではブドウ糖が大量に吸収されてしまうという問題がある。

バクスターでは、腹膜透析療法に関する2つの大規模多施設国際共同試験の結果から、低ブドウ糖腹膜透析処方が糖尿病性末期腎不全患者の血糖および脂質を含む代謝管理に良好な効果があると発表した。これにより、ブドウ糖負荷と暴露が軽減され、高血糖によるリスクを減少させることが期待される。

▼外部リンク

バクスター ニュースリリース2012年5月31日
http://www.baxter.co.jp/news_room/news_releases/2012/20120531.html

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