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三重大学病院薬剤部、抗菌薬使用量を全国登録-厚労科研でシステム構築

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2015年10月28日 AM10:00


■病院薬剤師に入力呼びかけ

三重大学病院薬剤部の村木優一副薬剤部長らの研究グループは、「抗菌薬使用動向調査システム」()を立ち上げた。厚生労働科学研究「全国を対象とした抗菌薬使用動向調査システムの構築および感染対策防止加算の評価」の成果として構築したもの。インターネットを通じて、国内の病院薬剤師に自施設の抗菌薬使用量などを登録してもらい、収集したデータをフィードバックして、抗菌薬の適正使用に役立ててほしい考え。無料で簡単に利用できるツールとして、全国の病院薬剤師に参加を呼びかけている。

JACSのウェブサイト

同システムの利用者は、エクセルのワークシートを使って各抗菌薬の使用量や入院患者延べ日数、新規入院患者数を月ごとに入力し、システムに登録する。データ入力後は、抗菌薬使用量や使用日数が自動的に算出されたCSVファイルをダウンロードできるほか、自施設の抗菌薬使用量、使用日数などの年次推移をシステム内で目視できる。データ解析後には、他施設と自施設の比較データも閲覧可能になる予定だ。

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