医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省・制度部会】地域でのプレアボイドなど、薬局機能情報提供制度に追加-かかりつけ機能を把握

【厚労省・制度部会】地域でのプレアボイドなど、薬局機能情報提供制度に追加-かかりつけ機能を把握

読了時間:約 2分16秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年06月26日 AM10:15

厚生労働省は、22日の厚生科学審議会・医薬品医療機器制度部会に、・薬局にかかる取り組みの評価(案)を示した。都道府県がインターネットなどで地域の薬局機能を公表する「」の仕組みに、「地域におけるプレアボイドの取り組み」や「地域医療情報連携ネットワークへの参加の有無」などの項目を新たに追加することとした。また、薬局における薬剤師不在時の一般用医薬品販売の要件も提示。薬局外で業務を行う際には、管理薬剤師に電話で連絡が取れてすぐに戻れるような体制を求めたり、薬局を不在にする時間の長さに一定の条件を設けることなどを示した。

厚労省は既に、薬局機能情報提供制度に追加するものとして、▽患者の服薬情報の一元的・継続的把握のために、電子版お薬手帳や電子薬歴システムなどICTを導入している薬局数▽在宅業務を過去1年間に平均月1回以上実施した薬局数▽健康サポート薬局研修を修了した薬剤師を配置しており、その薬剤師が地域ケア会議等、地域の医療・介護関係の他職種と連携する会議に出席している薬局数▽医師に対して患者の服薬情報を示す文書を過去1年間に平均月1回提供した実績がある薬局数――の4項目を示し、毎年、全国集計して「全項目が前年度に比べて増加する」ことを目標に掲げた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論