警報レベル超え保健所区域は47都道府県406か所
国立感染症研究所は1月24日、2025年第3週:1月13日~1月19日(1月22日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。

画像は感染研のウェブサイトより
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2025年第3週の定点当たり報告数は18.38(患者報告数9万712)となり、前週の定点当たり報告数35.02よりも減少した。都道府県別では沖縄県(33.30)、高知県(32.14)、石川県(31.81)、宮崎県(31.64)、徳島県(30.51)、愛媛県(28.02)、山形県(26.83)、佐賀県(25.51)、長崎県(25.27)、香川県(25.06)の順となった。47都道府県で前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約64.5万人(95%信頼区間:61~68万人)となり、前週の推計値(約145.1万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約7.6万人、5~9歳が約9.2万人、10~14歳が約6.8万人、15~19歳が約4.1万人、20代が約4.7万人、30代が約6万人、40代が約7.2万人、50代が約7.6万人、60代が約4.9万人、70歳以上が約6.5万人となっている。また、2024年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約913.7万人となった。
全国の保健所管轄区域のうち、警報レベルを超えている保健所管轄区域は406か所で、47都道府県に分布していた。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は47か所で、22都道府県に分布していた。
基幹定点医療機関から報告された、インフルエンザによる入院報告数は2,708例であり、前週(4,700例)から減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(64例)、1~4歳(255例)、5~9歳(150例)、10代(92例)、20代(24例)、30代(38例)、40代(51例)、50代(148例)、60代(235例)、70代(558例)、80歳以上(1,093例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第51週~2025年第3週)ではAH1pdm09が206件(94%)、AH3亜型が9件(4%)、B型が3件(1%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ