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【薬学教育協議会調査】薬局の就職、わずかに減少-国公立病院薬剤部は増加

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2024年11月29日 AM11:21

薬学教育協議会は、2024年3月に薬学部の6年制学科を卒業した学生に関する就職動向の調査結果をまとめた。保険薬局への就職は前年に行われた前回調査と同様最も多かったが、全体に占める割合は28.1%とわずかに減少した。病院・診療所薬剤部(薬剤科)は、私立大学付属病院・一般病院・一般診療所の就職者数が前回調査より減少した一方で、国立大学法人付属病院・独立行政法人病院や公立大学法人付属病院・自治体病院・自治体診療所では増加していた。

調査は、2023年に卒業延期となって2024年3月に卒業した1232人を含む6年制卒業生9438人に実施したもの。就職したのは7450人(83.2%)と微増だった。

保険薬局は男性が896人、女性が1755人の2651人(28.1%)が就職したが、全体に占める割合は前回調査から0.5ポイント低下した。ドラッグストアの調剤部門は1851人(19.6%)と横ばいだった。男性が769人と減少した一方、女性はわずかに増加した。

病院・診療所薬剤部は、私立大学付属病院・一般病院・一般診療所の就職者数が男性が336人、女性が923人の1259人(13.3%)と153人減少し、全体に占める割合も1.4ポイント減少した。

一方、国立大学法人付属病院・独立行政法人病院は男性が102人、女性230人の332人(3.5%)、公立大学法人付属病院・自治体病院・自治体診療所は男性129人、女性264人の393人(4.2%)と就職者数が増加し、全体に占める割合も大きくなっていた。

医薬品関連企業では、医薬情報担当者が前回から48人多い210人(2.2%)、開発・学術が272人(2.9%)となり、全体に占める割合はそれぞれ0.5ポイント、1.3ポイント上昇した。研究・試験・製造は148人(1.6%)とほぼ変化はなかった。

一般販売業(ドラッグストア等)は115人(1.2%)、卸売販売業は14人(0.1%)だった。

「就職せず」は357人(3.8%)で、「未定(未報告を含む)」1035人(11.0%)となり、就職しない者は1588人と前回調査より109人減った。「進学」は189人(2.0%)となった。

一方、4年制学科の薬学生調査では、就職したのは266人(22.8%)と前回調査から増加し、進学が841人(72.1%)となった。就職先は医薬品関連企業や一般販売業(ドラッグストアなど)が多かった。

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