医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】小児薬は日本人I相省略可-ラグ・ロス対策で新通知

【厚労省】小児薬は日本人I相省略可-ラグ・ロス対策で新通知

読了時間:約 1分17秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2023年12月27日 AM10:04

厚生労働省は25日、海外で臨床開発が先行した医薬品の国際共同治験開始前の日本人第I相試験実施に関する基本的考え方をまとめ、通知を発出した。日本人第I相の追加実施が不要なケースを「国際共同治験参加前に利用可能なデータから、国際共同治験で検討される用法・用量が日本人治験参加者に適用された時の安全性・忍容性が説明でき、安全性が臨床的に許容・管理可能か検討した上で必要と考えられる場合」と明記し、小児用医薬品などは省略可とした。

9月の厚労省検討会では、科学的判断のもと日本人被験者が必要と認められる場合を除き、原則日本人の第I相試験の追加実施を求めないとする通知案が了承されていたが、国際共同治験に参加する患者の安全性確保への配慮の必要性を踏まえ、記載を修正した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【小林製薬】小林社長・会長が引責辞任-紅麹問題で経営責任明確化
  • 【アマゾン】アマゾンファーマシー開始-大手薬局チェーン9社が参加
  • 【青森県】癌化学療法の共通TR完成-薬薬連携拡大への布石に
  • 【生物由来技術部会】ハートシート「承認不適切」-きょう24日にも可否審議へ
  • 【日薬 岩月会長】中間年改定、中止か延期か廃止-長期品は丁寧な説明必要