医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】タミフル、10代使用可能に-異常行動と因果関係不明

【厚労省】タミフル、10代使用可能に-異常行動と因果関係不明

読了時間:約 1分36秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年05月21日 AM10:15

厚生労働省は、中外製薬の抗インフルエンザウイルス薬「」について、10代患者に対する使用差し控えを解除する。16日の薬事・食品衛生審議会薬事分科会の医薬品等安全対策部会安全対策調査会に方針を示した。タミフル服用と異常行動について、明確な因果関係は不明とした調査結果を踏まえた対応で、注意喚起の記載を添付文書の「警告」から「重要な基本的注意」の項目に移す。厚労省はインフルエンザが流行シーズン入りする11月までに添付文書の改訂を要請したい考え。

タミフルをめぐっては、2007年に服用した中学生の転落死などが相次いで報告されたことから、添付文書の警告の項で10代患者の使用を原則として差し控えることを求め、服用後の異常行動に対する注意を促している。ただ、同じ抗インフルエンザ薬のリレンザ、、ラピアクタの3品目では10代の使用を制限しておらず、重要な基本的注意の項で異常行動の注意喚起を行っている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論