医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 薬事・食品衛生審議会「要指導・一般用医薬品部会」、「スイッチOTC化」推進へ新スキーム創出―産業界、消費者の意見を反映

薬事・食品衛生審議会「要指導・一般用医薬品部会」、「スイッチOTC化」推進へ新スキーム創出―産業界、消費者の意見を反映

読了時間:約 1分54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年06月01日 AM10:30

薬事・食品衛生審議会の要指導・一般用医薬品部会は5月29日、医療用医薬品成分の一般用への転用(スイッチOTC化)を促進させるための新スキームを了承した。これまでは、転用が適当と考えられる成分を日本薬学会がまとめた上で、関連する医療関連学会に意見を聴き、同部会で可否を検討していたが、一般からの意見を反映できる仕組みにするため、関連学会や団体、消費者などから候補成分の要望を受け付けるようにする。また、スイッチ化のプロセスを透明化するため、医学・薬学の専門家、消費者などで構成される「評価会議」を新設。公開で議論を行い、選定されたスイッチ候補品目について意見募集し、同部会に報告する。

現行のスキームでは、日本薬学会がスイッチOTCの候補成分を選定し、日本医学会など100以上の関係医学会から意見を聴いた上で、同部会で適当な成分を了承するという運用が行われているが、スキームの運用が開始されてから5年以上が経過し、一般用医薬品を取り巻く環境も大きく変わっている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】来年から新薬承認年7回-部会開催後3週内メドに
  • 【薬卸連調査】中間年改定で業務負担増-医薬品卸に与える影響大
  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で