医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 厚生労働省・臨床研究にかかる制度のあり方に関する検討会、臨床研究制度で論点整理―「国際基準」求める意見も

厚生労働省・臨床研究にかかる制度のあり方に関する検討会、臨床研究制度で論点整理―「国際基準」求める意見も

読了時間:約 1分21秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年06月27日 PM06:00

厚生労働省は25日、臨床研究のあり方に関する論点整理案を「臨床研究にかかる制度のあり方に関する検討会」に示した。法的強制力を持たない倫理指針と法規制のバランスを踏まえた上で、被験者保護や倫理審査委員会の位置づけを議論していく。検討会では、日本医学会や国立がん研究センター等からのヒアリングも行い、国際基準で臨床研究を実施する必要性が訴えられた。

この日、ヒアリングで国立がん研究センター早期・探索臨床研究センターの大津敦氏は、先進国の中で研究者主導臨床試験を法律、ガイドラインでICH‐GCP準拠としていないのは日本のみと指摘。研究の質の保証について、法制化してICH‐GCP準拠とすると共に、被験者保護に関しても、全ての臨床試験をカバーする法制化をする方向性を提言した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】チェックリストを改訂-薬局のサイバー攻撃対策
  • 【中医協総会】イミフィンジ約11%下げ-用法用量変化再算定で
  • 【千葉科学大公立化検討会】薬学部に厳しい声相次ぐ-公立化でも学部再編必要
  • 【厚労省】受託者からの再委託は不可-調剤責任は委託薬局に
  • 機能性表示食品をめぐる検討会、サプリにGMP義務化へ‐品質管理「推奨」から強化