医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 【インフルエンザ流行レベルマップ第43週】定点当たり報告数増、新潟で注意報-感染研

【インフルエンザ流行レベルマップ第43週】定点当たり報告数増、新潟で注意報-感染研

読了時間:約 1分4秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年11月01日 PM03:15

警報越えは沖縄2か所、注意報越えは新潟1か所

国立感染症研究所は11月1日、2019年第43週:10月21日~10月27日(10月30日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。


画像は感染研のウェブサイトより

2019年第43週の定点当たり報告数は0.80(患者報告数3,953)となり、前週の定点当たり報告数0.72より増加した。都道府県別では沖縄県(8.69)、宮崎県(1.83)、北海道(1.77)、新潟県(1.73)、鹿児島県(1.66)の順となっている。32都道府県で前週の報告数より増加がみられたが、1県で増減に変化なく、14府県で前週の報告数より減少がみられた。

定点医療機関からの報告をもとにした推計受診者数については、現在システムの調整を行っていることから、可能となった時点から情報提供を行う予定だという。

・注意報は、地域を管轄する保健所単位で発生する仕組みになっている。全国で警報レベルを超えている保健所地域は沖縄県の2か所、注意報レベルを超えている保健所地域は新潟県の1か所だった。

基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は66例で、前週(68例)より減少。23都道府県から報告があり、年齢別では年齢別では0歳(4例)、1~9歳(23例)、10代(5例)、20代(2例)、30代(3例)、50代(3例)、60代(1例)、70代(11例)、80歳以上(14例)だった。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、直近の5週間(2019年第39~43週)ではAH1pdm09(91%)、AH3亜型(7%)、B型(2%)の順だった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • OTULIN関連自己炎症症候群の常染色体顕性遺伝形式発症を確認、世界初-横浜市大ほか
  • 膵がん、線維化形成に関与するタンパク質ROCK2を同定-岡山大ほか
  • EYS関連網膜色素変性に視細胞変性への光暴露が関与、ヒトiPS細胞で解明-理研ほか
  • NGLY1欠損症、オキシトシン治療でモデルマウスのけいれん様症状抑制-理研ほか
  • 汗孔角化症、FDFT1遺伝子のエピゲノム異常が発症に関わることを発見-神戸大ほか