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エリテック、腫瘍分野での適応症拡大と臨床開発加速に向けた3000万ユーロの資金調達に成功

2014年10月30日 PM07:56
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仏リヨン

(ビジネスワイヤ) — 急性白血病および医療ニーズが満たされていないその他の腫瘍適応症を対象に革新的な「腫瘍飢餓化」治療薬の開発に当たっているフランスのバイオ製薬企業エリテック(Paris:ERYP)(Euronext Paris: FR0011471135 – ERYP)は本日、総額3000万ユーロの増資を成功裏に完了したと発表しました。

エリテックのGil Beyen会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「急性リンパ芽球性白血病での当社によるGRASPA®の臨床試験から得られた良好な第3相試験結果を受け、エリテックはリンパ腫や固形腫瘍など他の適応症に向けて本製品が持つ潜在力をさらに拡大し、米国での開発を加速することを戦略としています。今回の増資オペレーションの成功により、当社はこの成長戦略のための財務基盤を確立すると同時に、私たちのセクターにとって参照市場である米国における株主基盤をさらに拡大することが可能となりました。」

オペレーションの実施形態

総数122万4489口の新株式が、保健医療セクターへの投資に慣れた投資家向けに留保された優先出資権の制限つきで発行されます。新株式は、(増資後の)発行済み株式の約17.8%に相当します。

2014年6月17日の株主総会の10号決議に従い、発行価格は1株当たり24.50ユーロに設定されました。この価格は過去5回の取引時間帯における加重平均株価である25.39ユーロから3.5%の割引となります。

全体として、オペレーションの80%が海外で、68%は米国において実施されました。

収入の使用用途

株式発行による収入は、以下の活動に向けた資金調達への追加手段として当社が使用します。

  • 腫瘍学または血液腫瘍学の分野におけるERY-ASP™/GRASPA®の2件の新しい第II相および第III相臨床試験
  • ERY-ASP™/GRASPA®の第I/II相臨床試験と米国での追加的な臨床試験の展開加速
  • 腫瘍学における治療適応でのERY-METの前臨床および第I相臨床開発とメチオニナーゼのGMPバッチの医薬品製造(Bpifranceよりの融資に追加)
  • 欧州におけるERY-ASP™/GRASPA®登録のための承認にかかる費用および臨床コスト
  • 上記各プロジェクトの完了と関連した一般的な費用

計画されている臨床試験の費用は、急性リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、すい臓がんで実施したERY-ASP™/GRASPA®のさまざまな臨床試験からエリテックが得た経験に基づいて計算しましたが、すでに完了している試験と同程度になります。

またエリテックはこの増資による収入を、ERY-METのために将来発生する費用の負担分、つまり52%を提供するために使用します。契約に定められたように、プロジェクト費用の48%はBpifranceが引き受けることになっています。

当社の現在の現金持高と、今回の追加資金調達により、上記の各プロジェクトを最後まで見届けることが可能となります。

第3四半期売上高と2014年9月30日時点の現金持高

現金および現金同等物は、2014年6月30日時点の1230万ユーロと比較し、2014年9月30日時点では1000万ユーロが計上されました。

今回の資金調達から得た純収入を含めると、2014年10月23日時点の現金持高は約3800万ユーロに達します。

エリテックは2014年第3四半期中に、事業による収入を一度も報告していません。

この2014年9月30日時点における財務情報は、当初2014年11月4日に計画されていた四半期ごとの情報提供の代わりに報告されたものです。

新株の上場

新株の額面価値は12万2449ユーロで、当社の現在の株式と同じカテゴリーに含まれることになります。新株は即時の配当請求権を伴い、発行時点で当社が決定しているすべての配当につき、その時点で権利を付与します。Euronext規制市場(Euronext Paris)への上場の要請を行いますが、上場は目論見書の提出とフランス金融市場庁(ANF)による承認が条件となります。新株は従来の株式と同じコード(ISIN FR0011471135)で上場されます。受け渡しは2014年10月27日に行われる予定です。

ロックアップ契約 – 株主

今回の新株発行に際し、当社は受け渡し日後90日間は新株を発行しないことで合意しています(通常の例外規定に従います)。参考までに、今回の新株発行が当社の資本配分と議決権に与える影響(2014年10月17日時点)は次の通りです。

株主   2014年10月17日の資本構成に基づく増資前の状態   増資後受け渡し前の状態
  株式数   資本比率%   議決権比率%   株式数   資本比率%   議決権比率%
経営陣   603 290   10,66%   16,37%   603 290   8,77%   13,77%
Idinvest   813 400   14,38%   11,01%   813 400   10,64%   9,53%
Auriga Partners   1 018 212   18,00%   25,09%   1 018 212   14,79%   21,39%
Recordati Orphan Drugs   431 034   7,62%   6,08%   431 034   6,26%   5,18%
その他の株主 < 0.5%   90 584   1,59%   2,17%   90 584   1,32%   1,85%
無記名株式   2 701 752   43,47%%   39,23%   3 926 241   57,04%   47,21%
合計

 

5 658 272   100,00%   100,00%   6 882 761   100 %   100%

取引はBryan Garnierがグローバル・コーディネーター、LifeSci Capitalが米国におけるプレイスメント・エージェントとして主導しました。

エリテックのGil Beyen会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「このオペレーションは国際的投資家、特に専門の米ヘルスケアファンドに対するエリテックの強力なアピールを裏付けるものです。ERY-ASP™/GRASPA®の治療適応拡大、米国での当社開発活動の加速、新しい治療薬候補ERY-METが、当社技術の戦略的価値と当社の腫瘍治療製品ポートフォリオの発展に貢献することになります。」

一般公開されている情報

2014年6月4日にAMFに登録された参考書類(Reference Document)(R.14.038号)の写しは、エリテック本社(住所:60 Avenue Rockefeller, Bâtiment Adénine, Lyon, France)、エリテックのウェブサイト(www.erytech.com)、AMFのウェブサイト(www.amf-france.org)より無料で入手できます。エリテックは投資家の皆様に対し、Reference Document第4章Risk Factors(リスク因子)と、Document de Base第6章Risk Factorsを参照されるようお願いします。

エリテックおよびERYASP™/GRASPA®について:www.erytech.com

2004年にリヨンで創設されたエリテックはがん患者、特に急性白血病や一部の固形腫瘍の患者に新たな展望を提供するフランスのバイオ製薬企業です。

エリテックは酵素のアスパラギナーゼを赤血球に封入することでERY-ASP/GRASPA®を開発しました。ERY-ASP/GRASPA®は、「飢餓状態」を通じてがん細胞を標的化すると同時に、患者への副作用を大幅に抑制するオリジナル性を持つ治療薬です。ERY-ASP/GRASPA®については現在、欧州で急性リンパ芽性白血病(ALL)を対象とする第III相臨床開発が完了に向かっており、急性骨髄性白血病(AML)を対象とする第IIb相臨床試験が進行中です。また本製品は米国でALLを対象とした第I/II相臨床開発が進行中です。

毎年、欧州と米国で約5万人の患者が、ALLまたはAMLと診断されています。現在、これら患者の約80%、主として成人および小児の再発患者に対しては、既存のアスパラギナーゼ製剤はその毒性が原因で使用できません。ERY-ASP/GRASPA®は、最も虚弱な患者を含むすべての急性白血病患者が治療を受けられるよう、忍容性プロファイルの改善を目標に開発が進められています。エリテックが対応している市場セグメントは、10億ユーロの潜在力に相当します。

また、エリテックは固形腫瘍の分野における治療薬と、腫瘍学以外で一部の希少疾患適応症についても、開発を進めています。エリテックは現在、欧州ですい臓がんを対象とする第II相試験を実施中で、ERY-ASPの他の固形腫瘍適応症を調査しています。

エリテックは欧州と米国の両方で、ALL、AML、すい臓がんにつきERY-ASP/GRASPA®の希少薬指定を受けておいます。また仏リヨンと米フィラデルフィアに稼働可能な自前の製造施設を擁しています。

エリテックは2件の販売提携契約を結んでいます。一つは欧州で希少薬分野の大手オーファン・ヨーロッパ(レコルダーティ・グループ)、もう一つはイスラエルのテバ・グループとの契約です。

エリテックはパリのユーロネクスト規制市場に上場しており(ISINコード:FR0011471135、ティッカー:ERYP)、CAC All Shares、CAC Healthcare、CAC Pharm. & Bio、CAC Small、CAC Mid&Small、CAC All Tradable、Next Biotechの各指数の構成銘柄となっています。エリテックの株式はPEA-PME(フランスの中小企業向け節税プラン)適格です。

警告

本プレスリリースは参考のみを目的とするものであり、フランスを含むいかなる国であれ、いかなる種類のものであれ、エリテック・ファーマによる公募、購入の申し出、または一般から申し出に対する関心を引き出す意図を構成するものではなく、そのようなものを構成すると見なされてはなりません。本プレスリリースで説明されている株式は、医療セクターで通常の方法で株式に投資する自然人または法人以外に対してフランス内で一般に募集することはできず、募集されません。本プレスリリースは、2003年11月4日付け欧州議会および欧州理事会指令2003/71/EC(改正、特に指令2010/73/ECを含み、かかる指令が欧州経済領域の関係加盟国内で国内法化されている限りにおいて)(目論見書指令)の意味における目論見書を構成しません。目論見書指令を実施している欧州経済領域の加盟国に関しては、加盟国内での目論見書の発行を必要とさせる証券の一般への募集を行うための行動は行われておらず、行われません。そのため、エリテックの株式は、目論見書指令第3(2)条に記述されている例外に従い、加盟国によって国内法化されている場合を除き、または目論見書指令第3(2)条の規定もしくは当該加盟国内で適用される規制によって目論見書の発行がエリテック・ファーマに要求されないその他の状況における場合を除き、加盟国内で募集することはできず、募集されません。本プレスリリースおよびそれに含まれる情報は、米国においても本活動が規制の対象となるその他の法域においてもエリテック・ファーマの証券の募集の申し出も購入の勧誘も構成しません。エリテック・ファーマの株式またはその他の証券は、米国内において、1933年米国証券法(改正を含む)(米国証券法)に基づいて登録されているか登録を免除されているのでなければ、申し出も売却も行うことができません。エリテック・ファーマの株式は米国証券法に基づいて登録されておらず、登録されず、エリテック・ファーマは米国内でその株式の公募を行う意思を持っていません。英国においては、本プレスリリースは欧州連合目論見書指令第2(1)(e)条の(i)、(ii)、(iii)の意味における「適格投資家」であり、かつ(i)2000年金融サービス市場法(金融プロモーション)命令2005(改正を含み、「命令」という)の第19(5)条の意味における「投資専門家」(専門的投資経験を持つ個人)、(ii)命令第49(2)(a)~(d)条の適用範囲に入る人(「富裕な企業・各種団体等」)、(iii)投資活動の招待または参加呼び掛けを受領して(2000年金融サービス市場法第21条の意味による)金融証券の発行と売却が合法的に行われ得る人(これら個人すべてを「関係人」と総称する)である人に対してのみ向けられ、意図されたものです。英国では、本文書は関係人に対してのみ意図されており、関係する人以外の人は本文書使用することも参照することもできません。本プレスリリースが関係する投資または投資活動は関係人のみが利用でき、関係人による関与しか行われません。AMF一般規制第211-3条に従い、次の点にご留意ください。

  • 本発行は、AMFの承認の対象となる目論見書を確立しません。他方、本活動の範囲内で発行される株式の上場は、AMFによって承認される目論見書を確立します。
  • 申し込みまたは購入される株式は、直接的にも間接的にも通貨金融法L. 411-1、L. 411-2、L. 412-1およびL. 621-8~L. 621-8-3条で規定されている条件に基づいてのみ一般に配布されます。

本プレスリリースの配布は、特定の国においては、個別の規制の対象となることがあります。したがって、本プレスリリースを所有する人は、現地規制の情報を得なければならず、そのような規制を順守しなければなりません。

エリテック・ファーマの株式に申し込む決定は、エリテック・ファーマについての公開情報に基づいてのみ行われなければなりません。

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