医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【中医協総会】ポライビー薬価据置き-費用対評価案を了承

【中医協総会】ポライビー薬価据置き-費用対評価案を了承

読了時間:約 57秒
2022年11月11日 AM10:15

中央社会保険医療協議会総会は9日、中外製薬の抗癌剤「ポライビー点滴静注用」(一般名:)の費用対効果評価案を了承した。

比較対照技術に比べ、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対する2次治療、3次治療以降のいずれも価格調整係数1.0を示した。今後、総合的評価のもとで価格調整が行われる予定だが、薬価は据え置きとなる見通し。

この日の総会で示された費用対効果評価案では、再発または難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫のうち、2次治療、3次治療以降共に、再発の悪性リンパ腫に対して実施するR-ICE療法を比較対照とした結果、いずれも「200万円/QALY以上750万円/QALY未満」で、価格調整係数は1.0となった。

同剤は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫を効能・効果とする抗癌剤。NCCNガイドラインで最も推奨されるレジメンに位置づけられていることから、5%の有用性加算IIがつけられており、薬価は30mg1瓶が29万8825円、140mg1瓶が136万4330円としている。予測販売額がピーク時の10年目に120億円としているため、費用対効果評価の対象となった。

 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 「理解と期待」を表明-欧米製薬団体が声明
  • 【24年診療行為別統計】薬剤料が調剤全体の72%に-コロナ薬など化療剤増で
  • 【中医協総会】薬局数は過剰、都市部集中-薬剤師の病院シフト必要
  • 【老年医学会】高齢者薬物療法指針を改訂-GLP-1作動薬は慎重投与
  • 【日病薬】薬剤向上加算成果を検証-評価表でエビデンス作り
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい