医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】臨床研究法案の資料漏洩-法制局職員が製薬役員に

【厚労省】臨床研究法案の資料漏洩-法制局職員が製薬役員に

読了時間:約 1分4秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年09月06日 AM10:30

厚生労働省は3日、内閣法制局に出向していた職員が2016年1月に臨床研究法案の関連資料を製薬企業役員に漏洩していたとして、同年12月に訓告処分していたことを明らかにした。公表基準に該当しないとして、これまで公表しておらず、法案への影響はなかったとしているが、根本匠厚労相は閣議後会見で「情報の外部流出はあってはならない。公務員が常に倫理を持って仕事に当たるに尽きる」との考えを強調した。

今回の事案は、法案を事前審査する内閣法制局に参事官として出向していた厚労省職員が、16年1月に臨床研究法案の関連資料を製薬企業役員に漏洩していたもの。役員は、厚労省時代の職員の同期で、職員は漏洩先からの金銭受け取りは否定しており、現在は厚労省の研究機関に勤務している。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論