医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 一般社団法人薬局共創未来人財育成機構、ポリファーマシーで認定制度-高齢者の不適切処方に対応

一般社団法人薬局共創未来人財育成機構、ポリファーマシーで認定制度-高齢者の不適切処方に対応

読了時間:約 2分17秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年10月19日 AM10:30


■臨床能力ある薬剤師養成へ

一般社団法人薬局共創未来人財育成機構は、高齢者のポリファーマシーなどの不適切処方に対応できる高い臨床能力を持つ薬剤師を育成するため、「高齢者薬物治療認定薬剤師制度」をスタートさせる。地域のチーム医療において、薬剤師が本質的な機能を発揮できる臨床への応用力を養成するのが狙い。医師と協働して症例検討、ロールプレイワークショップを行う実践的な研修が特徴で、学んだ知識とスキルを薬局で受ける不適切処方への対応に生かし、処方提案書も提出する。全ての薬剤師に門戸を開き、3年後をメドに認定を始める。

高齢者が多種類の薬を服用しているポリファーマシーが社会問題となる中、医療チームの一員として薬剤師の積極的な関与が期待されている。厚生労働省検討会の報告書「健康サポート薬局のあり方」でも、・薬剤師が備えるべき機能として、処方医をはじめとする医療機関との連携強化を求めている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論