医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 川崎重工業 医薬・医療用ロボット2機種を発売

川崎重工業 医薬・医療用ロボット2機種を発売

読了時間:約 58秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年11月06日 PM09:11

衛生面に配慮

川崎重工業株式会社は10月28日、医薬・医療向けロボット2機種を発売することを発表した。

(画像はプレスリリースより)

発売される2機種は「MC004N」と「MS005N」で、人が介在することにより作業ミスや微生物混入が発生するリスク、抗がん剤等の高薬理活性医薬品の取り扱いによる曝露リスクを排除することを目的に開発されたもの。

アーム本体に凹凸が少なく、なめらかな表面となっており、防水性能も高い。このため洗浄がしやすく、また薬液耐性の高い表面処理が施されていることからクリーニング作業も容易であり、汚染防止が可能となっている。ISO規格でクラス5という高い清浄度の実現しており、衛生面で優れたロボットになっているという。

2機種の特長

「MC004N」と「MS005N」の特長は以下の通り。

1.人の腕のしなやかさをイメージした、なめらかなデザインを採用。
2.凹凸をなくしたデザイン、耐薬液性の高い表面コーティング、高い防水性能により高い洗浄性を実現。
3.ツール用ケーブルを内蔵し、周辺機器との干渉を解消。
4.バキューム配管なしでISO規格クラス5の清浄度を実現。
5.可搬質量4kg、本体質量25kgのコンパクトさ。(MC004Nのみ)
6.アルカリ洗浄液に対して恒久的な耐性を有するオールステンレス製。(MS005Nのみ)
7.7軸構造によるフレキシブルな動作が可能。(MS005Nのみ)

(小林 周)

▼外部リンク

川崎重工業株式会社 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20131028_1.html

このエントリーをはてなブックマークに追加
TimeLine: ,
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 炎症性腸疾患の炎症改善に「γリノレン酸」代謝物が有効な可能性-東京理科大ほか
  • CAR-T療法、優れた治療効果と副作用抑制を両立する人工遺伝子を開発-慶大ほか
  • 視神経脊髄炎、炎症を正負に制御する新たな免疫の仕組みを解明-新潟大ほか
  • 同じ匂いでも、共に提示された言葉によって感じ方・脳活動が変わると判明-東大ほか
  • 「今」の長さの感覚、集団が大きく受動的であるほど長く感じると判明-筑波大ほか