医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 第60回北海道薬学大会、日病薬・北田会長「信頼される薬剤師へ飛躍を」―「顔見える」から次の段階に

第60回北海道薬学大会、日病薬・北田会長「信頼される薬剤師へ飛躍を」―「顔見える」から次の段階に

読了時間:約 1分43秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年05月22日 PM02:05

日本病院薬剤師会の北田光一会長は19日、札幌市内で開かれた第60回北海道薬学大会で講演し、最重要課題と位置づける病棟業務の充実に向け、「病棟薬剤業務実施加算と薬剤管理指導料に関連する業務を両輪で展開してもらいたい」と要望。副作用防止の観点から処方提案を行い、患者一人ひとりに最適な薬物療法を実現する方向性を示し、「研究マインドと臨床マインドを持った薬剤師が必要」と述べ、病棟業務を定着させることにより、顔の見える薬剤師から、存在感のある信頼される薬剤師への飛躍を求めた。

■病棟業務定着に向け方向性

北田氏は、病棟薬剤業務実施加算の恒久化を目指す2014年度診療報酬改定に向け、「エビデンスが絶対に必要」と強調。6月に日病薬が実施する定点調査によって「われわれの業務が正当に評価されるデータを出していきたい」と病棟業務の定着に意欲を示した。日病薬の調べによると、加算の届け出施設数は13日現在で全国1006施設に上っている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】来年から新薬承認年7回-部会開催後3週内メドに
  • 【薬卸連調査】中間年改定で業務負担増-医薬品卸に与える影響大
  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で